2018年9月13日木曜日

心だがポピーになって戻らない 坪内稔典

心だがポピーになって戻らない 坪内稔典
「船団」118号。「心だが」には、「どうしようもなく、私にも分からない私の心だが」とでも言いたくなるような省略を感じます。風に揺れるポピーになってしまって、なかなか戻ってこないのです。しかたがありませんね。まあ、そんな時もあっていいのではないでしょうか。そのうち、気が向いたら戻ってくるものなんでしょうかね。さあ、どちらがいいんでしょうねえ。そんな、会話とも呟きともとれる言葉が聞こえてきます。

*岬町多奈川線。

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