香天
「香天」は、岡田耕治が編集する俳句誌です。
本誌は季刊ですが、香天集、代表作品、俳句鑑賞などを毎週アップします。
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2018年9月3日月曜日
「秋の海」12句 岡田耕治
秋の海 岡田耕治
新胡麻を擦り豚カツを持っており
レモン一滴秘伝のたれに落としけり
馬鈴薯や一つ一つが名づけられ
この菌食べてもきっと大丈夫
立ち枯れてゆく鬼灯の赤のほか
多目的トイレの灯火親しみぬ
ルルルルと電話を鳴らす夜長かな
秋灯下何度も本を落としけり
就眠の儀式に臨む虫の声
ジーンズのポケット膨らます木の実
秋の海耳が覚えていたりけり
同じシャツ三枚買って休暇明
*首都大学東京キャンパスにて。
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