香天
「香天」は、岡田耕治が編集する俳句誌です。
本誌は季刊ですが、香天集、代表作品、俳句鑑賞などを毎週アップします。
ページ
ホーム
香天集
香天本誌
俳句鑑賞
動画講義
香天紹介
句会案内
投句先はこちら
2019年8月13日火曜日
「薄」12句 岡田耕治
薄 岡田耕治
蝉しぐれ静かに時間減らしけり
新聞紙音立てて踏む裸かな
本の香にたちまち汗の乾きけり
学校に陰を増やして油蝉
青蜥蜴我より先に止まりたる
黒板の鎮まってあり朝曇
沈黙す扇子の香り受けながら
炎天を遠くから来し言葉かな
立秋のワイングラスを磨きけり
空を見る前に視ておく白朝顔
草の花プリンカップに活けられて
途中から届かぬ声の薄かな
*大阪教育大学柏原キャンパスにて。
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿