「香天」は、岡田耕治が編集する俳句誌です。 本誌は季刊ですが、香天集、代表作品、俳句鑑賞などを毎週アップします。
写真 岡田耕治
秋立ちぬ窓に並べし写真にも
思い出すように開きて秋日傘
黄金虫地に背をつけるときの来て
蜩の途切れて溶けし夕日かな
生物と無生物のあいだ月光
秋風や砂の形を保ちたる
何をしても眠たくなって零余子飯
秋高し「香天」を待つ人のあり
秋の日を真上において急行す
こんなにも話すことある月夜かな
0 件のコメント:
コメントを投稿