桑本 栄太郎
吊橋は何度も渡ったことはないもの、足元が透けて見え足が笑いだします。しかも時折風に揺れる事があり、恐ろしくて、しっかり掴まり早く向こう渡りたい心情です。谷を渡る涼しさより、背筋の寒さのようです。「ゆっくり早く」との措辞が、その心情を端的に表していますね!
十河 智
吊橋、十津川村でも、祖谷でも、何回も渡りました。「ゆっくり早く」こんなに的確な、気持ちの表現に遭ったことないかも。馴れないですね。下も周囲も見られずに、ただ気持ちだけ思い出に残っています。「ゆっくり早く」です。
大津留 直
「吊橋の夏を」という優れた措辞によって、万緑のなかの吊橋の景がパッと広がる。「ゆっくり早く」の軽い諧謔も良い。
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