十河 智
子どもたちの学習にみんなでやる班で調べることをしているのではないかと。結果発表まで協議で決めます。わたしたちの仕事でも、データから意見をひきだすとき、研修などで集団でまとめるという手法をやります。独りよがりではなく、職業的に共通の認識を培い結論に辿り着く自信につながるのです。
そういうことを授業でやる頃、実南天の赤い実が、相談しているように窓越しに見えているのです。
野島 正則
南天は、「難を転ずる」に通じることから縁起木として珍重され、江戸時代になると火災除けとしても、さらに魔除けとしても多くの家に植えられたという。私の家でも鬼門に植えるなど、その家独特の言い伝えなどあるのだと思います。こんなことをいろいろ考えさせられる木なのでしょうね。
大津留 直
教育においても、学習においても、とにもかくにも、自分で考え、自分で考えさせることが最も重要。しかし、そう考えていると、しばしば、何が何だか分からなくなることがあるものだ。そんなとき、ふと、目に入ったもの、例えば、実南天が、そんなものだよと言って、まさに、「難を転じて」くれるものだ。
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