2022年2月6日日曜日

自らの重みを落ちる海鼠かな  耕治

 
岡田 登貴
 すばらしいです!
 なまこのぽてっとした感じがありありと。冷たい手触りも伝わってきます。拾って洗って酢の物に。いっぱいやりたいですね!

大津留 直
 加齢のため、これまでは思ってもみなかった転び方や落ち方をしてショックを受けることがあるものだ。それもこれも、重力のせいだなどと言うのは、笑い話にもならないのだが、そんな面目ない転び方をすると、ふと、ああ、海鼠のようだなどと思ってしまう・・・という非常に個人的な読み方をしてしまいました。

仲 寒蝉
 海鼠は水を含むせいかけっこう重いです。いつもは水の底にいますが、船から投げられればこういう感じで沈んでいきますね。


大関博美
素敵な句ですね。うっとり〜
冬の夕焼けを背景にして、思いの人の写真をとる。
すてきなシルエット写真が撮れました。
私は富士山のシルエット写真を撮ってます。

野島 正則
 写真のテクニックを思いました。逆光とは、被写体の真後ろからの光源のこと。逆光撮影とは、太陽に背を向けた状態で被写体を前から撮影することを指します。逆光で撮影をすると、光と影がきれいに出てやわらかく自然な雰囲気の写真を撮ることが可能です。人物撮影の場合、顔に直接光を当てないため髪が光りツヤができ、シワや顔の中の立体感も目立ちにくい。など、利点を生かした、素敵な君の写真が撮れたと思います。


牧内 登志雄
 ラジオドラマの波の音が聞こえてきます。ラジオや芝居の波の効果音は小豆などを使っていましたね。小さな小豆、大きな大豆など豆の大きさで波音も違いました。掲句では大きなフライパンを使っているのでしょうか。どうせ豆を煎るなら波の音を、という遊び心。煎り上がる豆の香りとともに、きっと福の豆になることでしょう。


十河 智
 大昔はかわらけと言って、お皿の大きいような土器で煎ってました。米屋で雑穀も置いていたので、いつも家で煎って、豆まきをしていました。フライパンになって後も、和紙を敷いて煎っていたように思います。波のような音は、どんな煎り方にも、あるように思いました。この句から、私にも蘇ってくる波音がありました。

桑本 栄太郎
 豆撒き用の福豆ですね? 牧内さんの解説がぴったりのようです。昔は田舎でも大豆まめを炒り、その後石臼にて黄粉を作っていました。大豆まめを上手に炒る事は根気が入り結構難しいですね。今ではフライパンを傾けながら、少しづつ丁寧に炒って行きます。

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