2018年2月12日月曜日

「駅の牛乳」14句 岡田耕治

駅の牛乳  岡田耕治

簡潔な言葉のために梅ふくらむ
寒明の堀りては水の現れる
水底を俯瞰してゆく薄氷
なつかしい声のしている春の土
立って飲む駅の牛乳春来たる
幼きがはじめに告げて春の雪
口のなかいっぱいにして春苺
春の川膝の上に子を乗せて行く
手触りを訊ねていたり春の闇
  同志社香里高校ダンス部
春を呼ぶダンスの前のポーズにて
脊髄の長さを想い春の芝
発想を離れ鶯餅に着く
ゆったりとフードを被る春の雨
ふる里へ一度帰ると春コート
*守口市立さつき学園にて。

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