2020年3月29日日曜日

「法隆寺」12句 岡田耕治

法隆寺  岡田耕治

法隆寺駅舎の水の温みけり
斑鳩に生まれし人と青き踏む
広がって縮まっている春の道
本尊をひらいていたる燕かな
風を受く椅子を選びて霾ぐもり
花明り先に着きたる眼にも
連翹や静かに痛みはじめたる
竹秋をここに集める献花かな
 *
手のひらを上向けて行く春の泥
桜餅互いの眼香りけり
つちふるや教科書はまだ捨てないで
何処にも出ぬ新聞の余寒かな
蟻穴を出るどこまでも単独で
*法隆寺、子規の句碑。

2 件のコメント:

  1. いいですねえ、僕は法隆寺が好きでよく、行きます。法貴寺もいいですし、あの辺りは大好きです。自転車で走ってます。(^.^)

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    1. コメント、ありがとうございます。ほっとしますね。

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