桑本 栄太郎
「ぷ~ん!」という蚊の音に気付き目を向ければ、その姿を認め一瞬反射的に空中の蚊を掴んだと思いました。「さあ~て!このにぎり拳をどう開いたものやら?」と、思案の作者です。日常生活の中でよくある事であり、とても共感致します。
牧内 登志雄
「きっと」が気持ちの揺れを上手に表現していますね。握ったこの掌の中に「きっと」蚊がいるという確信と不安。そんな心の揺れを「いる」ではなく「在る」と結語することで、蚊という生き物が蚊であったものになる。蚊を捉えたか、その不安が確信に変わった瞬間だ。
仲 寒蝉
分かります!絶対にやっつけたはず、でもひょっとしたら逃げられたかも、と一抹の不安が。で、なかなか拳を開けないでいる・・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿